昔のほうが良かった・・・
- 2016.12.09
- 気づき
12月になり、県内各地でクリスマスイルミネーションの点灯が始まりました。
道路沿いや駐車場の街路樹、建物や家の壁などいろいろなところでイルミネーションを見ることができます。
これらのイルミネーション、最近はLEDが増えてきました。赤や青、白や黄など何色にも変化して綺麗なんだけど、以前の電球と比べると寂しい明かりに見えてしまいます。
電球は1つ1つの明かりが ふわっ とした温かい色で、街路樹などに灯ると光が広がってその周りまで明るくなります。
でもLEDの光は近くから見ても遠くから見ても点のような光で、まるで暗闇の中に無数の光の点があるように見えます。
尚且つ青い光だと寒く感じてしまいます(あくまでも私の感想ですが・・・)。
最初からLEDのイルミネーションであれば思わなかったかもしれませんが、電球のもつ明るさや温かさを憶えているだけに、余計にそう感じるのかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最近、あるお客様からスミ1色印刷の名刺のご注文を頂いた際「文字がボコッと浮き出たようにしてほしい」と要望がありました。
それは活版印刷になるので無理ですよと言ったのですが、それはお客様も分かっていて、「それならばインクを沢山盛って浮いているようになりませんか」と言われたのですが、いくらインクを盛っても文字の色が濃くなるだけで、ボコッと浮いたようにはなりません。納得?していただいて納品はしましたが、活版印刷のほうが味があって良かったとその方は言ってました。
自動車でも家具でもレトロというか、ノスタルジックというか、そのような昔のデザインや物を好む人がいます。
名刺ひとつとっても、デザインにこだわる人、名刺台紙(用紙)にこだわる人など、人それぞれこだわるポイントが違います。
今回は活版印刷を見直す良い機会になりました。