秋の空は高い?
- 2015.09.08
- 気づき
先月までの猛暑が、まるでウソの様に朝晩は涼しい日が続いています。
空もめっきり高くなり、秋の気配が漂っています。
ところで、「秋の空は高い」と言われますが、この理由はご存知ですか?
高いと言われる所以は、空の透明度が関係している様です。
夏から秋にかけて、透明度が上がるのですが、この時は晴れて高気圧が広がっているそうです。
ただ、高気圧であれば空の透明度が高い訳ではなく、その高気圧がどこで発生したかがポイントになってきます。
日本にやってくる高気圧は、大抵が海上か、大陸で発生します。海上で育った高気圧は水蒸気を多く含みますが、大陸育ちの高気圧はこの水蒸気の量が少なくなります。
実は、この水蒸気の量が少ないと、遮るものが無く空の透明度が上がると言う訳です。
ですので秋の高気圧は、大陸で育つ頻度が多いため、秋の空は透き通っていて、より高く感じると言う事なのです。
晴れた日には、「大陸育ちの高気圧は、水蒸気が少なく透明度が高いな」と思いながら空を見上げてみはいかがでしょうか?