「地域に貢献」ということ
8月~10月、営業職希望の3人の方と面接をしました。
3人とも20代前半の女性でしたが、当方の質問に対してもしっかりした受け答えで、態度も落ち着いていて感心してしまいました。私もこの方々と同じ年代の頃、採用面接をしたことがありますが、緊張して余裕がなくて、彼女たちのような対応はできてなかったと思います。
いろいろな話をする中で、何度か「地域に貢献できる仕事がしたい」と話したのが印象に残りました。
貢献=ある物事や社会のために役に立つように尽力すること。大学生活の中でイベントの手伝いやボランティア活動に積極的に参加し、人の役に立つ事の喜びを知ったからこそ出てくるフレーズだと思います。
私が20代の頃は自分中心で、周りのために役に立ちたいなどと考えた事はまずありません。
多分、この考えが変わってきたのは30歳を過ぎて、結婚して、子供が生まれた頃からでしょうか。
慣れない農作業をしているとアドバイスをしてくれたり、集落の行事に参加しろと誘ってくれたり、はじめは余計なお世話だと思っていた事でも、声を掛けてもらうことが少しずつありがたいと思うようになり、そこから集落の人たちに少しでもいいから恩返しをしたいと思うようになりました。恩返し=貢献です。
冬の雪捨てを手伝ったり、夏は道路脇の伸びてきた草を草刈機で刈ったり、春と秋のクリーンナップ活動に参加したりと、ようやく地域に貢献できるようになったかなと思ってます。
面接に来た彼女たちの言う「地域に貢献する」は、地域社会が潤うような、そして発展するような企画や提案をしていきたいということで、難しくもあり、でも達成できたら自分自身にすごいプラスになるものだと思います。
面接を通して、本当に最近の20代は頼もしいと思った次第です。