デザインのお仕事をしていると
- 2016.07.20
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デザインのお仕事をしていると、当たり前ですけど、デザインにも流行りがあるのを感じます。
今だとけっこうシンプルなすっきりしたデザインが好まれる傾向にあるかな~とか…
だけど、お客様のお好みも人それぞれで、毎回あーでもない、こうでもないと右往左往してしまいます。
「このデザイン、いいでしょ!素敵でしょ!」とグイグイ自分のステキデザインを主張しているような印刷物も、
なんとなく好きになれないし。「よいデザイン」とはホントに一体なんなんでしょうね。
毎度試行錯誤する中で、大切にしているというか、みちしるべにしてるのは、私の場合「ふさわしさ」かもしれません。
その印刷物の目的にふさわしい表現というか。福祉や老人向けのお仕事ならやさしい感じ、とか、ファミリー向けのイベントだったら明るく楽しいイメージとか…。そこを軸に、配色や書体やレイアウトを進めていくと、良い方向に進むことが多いように思います。そうじゃない事もが多々ありますが…。
お客様にデザインを気に入ってもらえる事も大切ですが、ほんとはその先のお客様のターゲットとする人達の心を動かすのが一番かんじんなこと。
お客様のご意見や要望に耳を傾けそのイメージに近づきながら、一方でもっと高い位置から効果のあるデザインを提案できるのが、「よいデザイナー」なのだろうなぁと思います。なかなか…、なれるものではありませんが。
追えば逃げるような捉えどころのないデザインの世界でありますが、日々お勉強と努力で成長していきたいと思っております。