魅力的な構図の写真 ≠ 良い写真素材

魅力的な構図の写真 ≠ 良い写真素材

5月も下旬に入り、陽気なお天気が続いていますね。

 

さて、突然ですが、皆さまはどちらのお写真がお好みでしょうか?

 

 

 

Aの方が迫力があり、料理の魅力が伝わる構図ではないでしょうか?

Bの方はちょっぴり退屈な印象ですね。

 

 

しかし…!

 

印刷物やWEBサイトを制作するデザイナーにとって、都合の良い写真はBの方だったりします。

 

…それはなぜ?

 

 

 

Aの構図はその写真1枚で完結されていて、その後の加工の汎用性が低いためです。

後の工程でトリミングをしたり、文字や他の要素と組み合わさって、デザインは完成品となります。

 

一方、Bの構図は、お皿全体まで写っていますので、その後いかようにもトリミングできますし、背景を切り抜き、他の図形や文字と組み合わせたり、いろいろと加工しやすく、デザインする上では汎用性に富んでいると言えます。

 

 

扱いやすい写真ということは、デザインの表現の幅がそれだけ広がることに繋がります。

 

 

お客様より弊社にご注文いただいた際、ご予算の都合で、カメラマンではなくお客様ご自身にお写真をご用意いただく場合もございます。

 

その際、デザインする媒体の種類にもよりますが、できれば対象物が欠けることなく、全体まで写ったパターンもご用意いただけたらと思います。

 

 

もちろん、全てBの方が良いという訳ではありません。

Aの写真の良さを存分に生かしたデザイン表現もございます。

一番いいのは、AとB、両方の構図の写真が揃っていることかもしれません。

 

 

少しでも参考になれば幸いです!