グローバルとナショナリズム
誰しも想像していなかったトランプ政権が誕生したことで世界が混乱しています。
大統領令を連発し、各地で暴動やデモが頻発しています。
1980年代から始まったグローバリズムは、一旦休息に入ったという見解が識者から上がっています。
イギリスのEU離脱に始まり、アメリカファーストを掲げたトランプ政権の誕生、
これまで世界との均衡を保っていた政治・経済が一気にナショナリズムに傾きかけています。
こう言うと、思い出されるのは、恐怖政治で世界を震撼させたヒットラー。
あまりに極端かもしれませんが、これまで外に向いていた興味と思考が
内部に向けられています。向けるよう仕向けられている。
世界の共通語である英語を武器に世界に夢を追って、飛び立ってゆく人たちにとっては、
何とも不可解な世界になりつつあります。
今回のイスラム圏からの入国禁止令などは、まるでユダヤ人の迫害を想起されます。
奇しくも、先日テレビでナチスドイツの陰で多くのドイツ人を救った肥沼信次のドキュメンタリーを見ました。
何の罪もない人々が無慈悲に恐怖に貶められ、殺害されていく。
強大な自我を発するパワーを持った人々の意見が全てを凌駕し、世界中に蔓延する。
弱いものはただ、成り行きに我が身を任せるのみ。
・・・・・・何が言いたいかというと、昨今私たちはSNSを使って自由に発言しているように思えます。
私たちが私たちなりの立場と環境から出た言葉でもって私達を表現しています。
しかし、そういった意見や発言もいずれ、検閲や一部の監視下にあると考えたら・・・・。
現にFacebookのユーザーの中には、AIが紛れているという噂があります(都市伝説ですが)。
AIは、ユーザーの趣味嗜好や行動、個人情報を蓄積し、人間のデータベースを構築しているという噂です。
どうでしょう、いつか私たちの発言によって、突然PCやスマホがブラックアウトになり、
逮捕までのカウントダウンが表示されたら・・・・・。
「ネットには、悪意しか存在しない」と言った人がいましたが、ある意味的確だと思います。
そうならないためにも、ホームページやSNSが、幸福をつくるお手伝いになるよう頑張りたいと思います。