寒さと古傷の関係
- 2016.12.22
- 気づき
よく「寒くなると古傷が痛む」と聞きます。
数年前まではそれが本当なのか半信半疑でしたが、12月に入り雪が降り、本格的に寒くなってきた今日この頃ではその言葉を身にしみて実感しています。
生まれたときに股関節脱臼をしていた私は、手術を受け数ヶ月入院し、その後何年かリハビリに通ってようやく完治しました。
今でも手術をした右の腰骨のところに手術痕があるのですが、最近そのあたりに痛みを感じるようになってきました。
痛むたびに先述した言葉を思い出し、なぜそのような現象が起こるのか不思議に思ったので調べてみました。
大きな要因は寒さによる血行不良です。寒くなると血管の収縮がうまく行かず、筋肉が凝り固まりそれが痛みを引き起こします。
古傷の周辺は他の部分よりも弱くなっているため、寒さのダメージも受けやすいとのこと。
また、季節や天気の変化で「交感神経」が活発になり、痛みを感じる神経が過敏になります。
血行不良による古傷の痛みに、活発になった神経が刺激され、より強く痛みを感じるのだそうです。
対処法は、痛みを感じる部分をよく温めること。血行不良が解消されれば、痛みも和らぎます。
筋肉の凝りをほぐすマッサージも効果的とのことです。
ですから湯船にゆったりと浸かり、古傷の周辺を優しくマッサージすれば、より効果を得られるのではないでしょうか。
これからますます寒くなります。
インフルエンザやノロウイルスも流行っておりますので、皆様どうかご無理をせずにご自愛くださいませ。