ジャパネットたかたは何を売っているのか?

ジャパネットたかたは何を売っているのか?

 

先日「マーケット感覚を身につけよう」という本を読みました。

例えば、家電製品を買うとき、昔は、店舗に足を運んで、欲しい商品を比較して買っていました。

今ではあらゆる情報をnetなどで得ることができるので、その商品の性能や価格、メーカーなどを比較してネットショップなどの通販での購入や店頭で実際商品に触れてからの購入します。

購買行動には必ずと言っていいほど、他のものと比較という言葉がついてきます。

 

ところが、「ジャパネットたかた」では1商品しか紹介しないことがほとんどです。

他のメーカーの商品との比較もありません。(たぶんほとんど無いと思います)

でも、売れています。(様々な商品を比較して購入する方もいますが、「ジャパネットたかた」が勧める商品をそのまま購入する方もいます)

 

なぜ?

 

「ジャパネットたかた」は商品を売る前に「価値」を売っているからです。

ターゲット顧客のニーズや懐具合を把握して、そのニーズにぴったりの商品をセレクトして紹介しています。

購入者は「この会社が勧める商品を買えば決して損はしない」という信頼感があります。

 

情報過多、様々なものが飽和な現在、商品ではなく「価値」を売る。

素晴らしい理念を持った企業です。

 

「価値」・・・これからのマーケットに必要ですね。