「電線類地中化・無電線化」を考えてみた

「電線類地中化・無電線化」を考えてみた

NHK総合の「ブラタモリ」という番組、11月29日(日)午後1時から 埼玉県 小江戸・川越 の再放送があり、その中で川越一番街の蔵造りの街並みの映像を見て「いいな~」と思ったこと・・・道路に電柱・電線がない、道路がとてもすっきりして広く見えて、空や建物がきれいに見えました。以前、社内旅行で訪れた福島県の大内宿も街道に電柱が立っていません。茅葺屋根の建物が並ぶ道の両脇に当たり前のように電柱が立っていたら、それこそせっかくの景観が台無しになっていたと思います。

 

 

仕事柄、年に何回か建物や風景を撮影したりしますが、電柱や電線が無ければもっと良い写真が撮れるのにと思ったことが何度もあります。(文句ばかりですみません。)

 

そこで調べてみました「電線類地中化・無電柱化」。とりあえずビックリしたのが地中化の整備費が1キロメートル当たり4~5億円と、電柱の約20倍という金額。その他に、目視による痛んだ電線類の発見が出来なくなり、復旧が遅れることもある。さらに困ったことは、豪雪などの災害時に復旧などの作業が出来ない・・・などなど、多くのデメリットがありまして、簡単に「電線類地中化・無電柱化」と言えないなと反省した次第ですが・・・

 

でもせめて、横手市増田町だけでも無電柱化できないかと思ったりして。ご存知の通り、増田町中心部の七日町通りは、伝統的な建物や現存する内蔵が評価され、2013年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。平日でも観光客が訪れたり、外国からも視察に来る方がいるそうです。そのような街こそ景観をよみがえらせ、観光客が歩きやすくなる無電柱化はできないでしょうか。ハードルはかなり高いけど、将来的には大きなメリットになると思います。