プロであること
- 2016.11.04
- ニュース
newspicksというニュースのポータルサイトがあります。
主に経済、社会問題の時事ネタが中心です。
中身は良くも悪くもホワイトカラー中心のIT企業向け最新トピックス的なお堅いサイトです。
購読者や投稿者の面々も企業の第一線ではたらく、又は起業家が主立ったところで、
相変わらず、自己中心的な詭弁を弄する方々です。
会員になっているので、ニュースの新着情報はとどくようになっています。未だに有料会員にはなれません。
そのnrewspicksの中で最近話題になったものの中に電通社員の過労死自殺があります。
皆さんも目にしたことでしょう。
大変痛ましい事件です。数年前にも同じことがあったにも掛からず企業体質が変わらない
社員よりも業績が一番と考えるブラック企業の典型です。
入社1年目にして時間外労働105時間に加えてパワハラなどの辛苦に耐えかねての自殺だったようです。
問題は、このニュースに対してある大学の教授がnewspicksの中で「残業100時間で死ぬなんてプロとして情けない」とコメントしたことです。
本人曰く事後の釈明コメントで「自分の過去の経験のみで発言してしまった」と語っています。
彼曰くは、「自分たちの時代は、残業時間など関係なく、目の前の仕事をこなすことが当然だった。それがプロとして果たす役割だった」
という内容のことを語っています。
では、「プロ」に命の大切さを考える時間は必要ないのか?
こういった悲しい事件がある度に、自分の過去の武勇伝を披瀝して他者を顧みない輩が本当に多い。
プロであることが、なにものも犠牲にして果たすものだと考えられていたあなたたちの時代は終わりです。
そう願っています。