小さな君たちへ
- 2016.08.04
- ニュース
先日、秋田市で行われた「すこやかあきた 2016」に出展企業の一部として参加してきました。
少子化が問題になる今、ここにいればそんな事が問題になならない程、沢山の子ども達でごった返していました。
泣き叫ぶ子どもの声、金切り声で叫ぶ母親、物をぶつける音、一昔前は、どこでも聞こえた音が
ここでは聴くことで安心さえ感じます。
自分もこどもの頃ってこんなだったよね。
だだをこねて床に座り込んだり、
泣いて親の手を引いたり、親に迷惑を掛ける事が当然のように振る舞って
全てが思い通りになると思っていたものです。
仕事内容としては、子ども達が描いた塗り絵を基にモザイクアートを完成させるものでした。
子どもの描いた塗り絵では、完成させるイラストの輪郭部分を表現できなかったため、
完成といえるものには程遠いものとなってしまいました。
写真を載せたいところですが、結果として自分が満足出来ていないため、
掲載は控えさせていただきます。
塗り絵となる台紙は数種類の車でした。
ある子どもは、殴り描きし、ある子どもは線を引いて途中で止めてしまいました。
ある子どもは、車の形を無視して、ただクレヨンをこすりつけています。
最近の子どもは、塗り絵をしない、とか。
物の輪郭をキレイになぞったり、区切り線の内側を塗りつぶすと絵が完成する、
そんなことが楽しく思える子どもが減っているということでしょうか。
今は、簡単に楽しい事が手に入ります。
塗り絵よりゲームに夢中な方がイマドキなのかもしれません。
パネルにカードを貼っていると、お母さんに言われたのか、
ある女の子が無表情なまま、私にカードを差し出しました。
大人の男性を怖がる年代なのか、その無表情加減がなんとも可愛く思えました。
その後、女の子は、スタッフからお菓子を受け取り満足げでした。
(塗り絵を描くとお菓子がもらえるシステムです)
こういったイベントに参加させて戴く機会を与えられたことは、
本当に幸運でした。初めて、お話を頂いた時は、
とにかく初めて(先方も私も)の経験だったことから頭を抱えました。
ただ、終わって言えることは、こういった経験をしていかないと
プロとして認めて戴けない、そういった印象を受けました。
社会の中で社会の一部として自分達の仕事が
確実に役だっている、と感じられて事も成果の一つです。