タブレットに風情は

タブレットに風情は

突然ですが、皆さんの自宅にはプリンターはありますか?
私の家にもあるのですが、ほとんど休眠状態で、クリスマス前に少し稼働するくらいです。
と言うのも、年賀状の宛名印刷をするくらいでしか使わなくなってしまっています。

以前は、記録として残したい書類や、撮影した画像をフォト光沢紙にプリントするなど、それなりに使用していましたが、最近では滅多なことがないとプリントはしていません。
その代わりに、画像であればハードディスクや、スマホに保存しっぱなしで画面で見るだけ。
残したい書類などは「Dropbox」や「Google Drive」などのオンラインストレージサービスに保存し、必要なときにスマホやタブレットで確認するスタイルになっています。
身の回りだけでも、紙で見ていたものが、スマホやタブレットに置き換わって来ているのが現状です。

先日見た動画の中で、ある家族の父親がタブレット1台あれば紙なんて必要ない!と家族に話し、母親が読んでいた新聞や、息子が読んでいた雑誌を取り上げ、お店で紙幣を使って買い物している娘には、オンラインショッピングを電子決算で済ませたらと勧める内容でした。
ある日、父親がトイレでトイレットペーパーが無いのに気づき、紙を持ってきてくれーと叫ぶと、ドアの隙間からタブレットが差し込まれると言うオチでした。

また別の例ですが、懐石料理を食べに行って、敷紙がディスプレーになっていたら、風情は感じられないのではないでしょうか。(最近は、テーブルにプロジェクションマッピングが施されているお店があって、それはそれでかっこよかったですが…)

この先も、タブレット等に置き換わって行くものも増えていくのでしょうが、紙の利用は無くならないでしょうし、紙でなければいけないもの、紙だから表現できるものを残していきたいものですね。