その時ハートは盗まれた
- 2017.03.21
- ちょっといい話
先日、小学5年生の甥っこの宿題の手伝いをする機会がありました。
宿題の内容は、自分が読んだ本を紹介する『ポップ』を制作するというものでした。
書店で「○○も絶賛!」や「今一番読まれている本」など店員さんが書いたポップを皆さんも普段お見かけしていると思います。
なかなか面白い宿題ですよね。
しかもよくよく思い起こせば、私が小学生の頃も本の帯を自分で作るという授業がありました。
購買意欲を刺激するため、どれだけ人のハートを鷲掴みできるキャッチコピーを考えるかが重要だと思うのですが、自分はどんな本を選んで、どのような帯を作ったのか、まったく記憶にありません。
しかし、同級生が作ったキャッチコピーははっきり覚えています。
「三度の飯より三国志!」
三国志の本を選んだ同級生が皆の前で発表したキャッチコピーです。
う~ん、すごいですね。
あれから20年以上も経っているのですが、忘れられずにおります。
宿題からは離れますが、これもまた20年以上も前の話です。
とある美大の学生募集のポスターに、女の子の写真と一緒に、
「キャンパスは、私のキャンバス。」
というコピーが書かれていました。
(「パ」と「バ」の違いにご注目ください。)
うまいなーと思うとともに、ザクっと心に刺さりました。
反復とリズム感があるおかげで、視覚から入ってきた言葉を、心の中で復唱してしまいます。
当時私は子供でしたが、なんて粋なんだと感銘を受けました。
皆さんにも心を動かされたキャッチコピーやフレーズ、ありますか?
テレビCMなどは、映像と音、リズムが一緒に頭に入ってくるので、特に強く印象に残りますよね。
今の時代だと動画もそうですよね。
印象が強く、おかげで購入にまで至ったものが私自身もいくつもあります。
最近だと、超強風の出るドライヤーを購入しました。
店頭にポップがあったのですが、他とは一脱したヴィジュアルとコピーに注目してしまい、それからスペックを確認して購入に至りました。
そんな私ですが、今はパンフレットやチラシなどのデザインを制作する仕事をしています。
見る側と作る側とでは大違い。
男性だとコピーや見出しの中に数字を使うとより効果的とか、若年層だと一部にマンガを取り入れると抜群に読まれる確率が向上するなど、いろいろな方法があります。
いかに人の心に寄り添えるか、日々頭を悩ませつつ、お客様の販促成功のお手伝いをしていけたらと思っております。
秋田パンフレット制作.com ぜひご相談ください!