見方を少し変えるだけで・・・

各メーカー、各企業が色々な機材を開発・生産できるようになり、同時に今までは専門職でしか行う事ができなかった加工や作成が一般家庭でも行う事ができるようになりました。
古くは紙焼きのコピーから。昔は『コピー技士』という職業があり、コピー機とセットでその技士さんがコピーを行っていたというお話を以前ラジオで聞きました。
最近では3Dプリンタとかでしょうかね。それこそ専門の機材と材料ですが、個人で購入する事も、必要なら個人輸入等も可能でしょうし。
色々なものが一般化され、専門との境が薄くなればなるほど、会社側は頭を使わなければなりません。
今までは『必要であればご依頼下さい』だったものが『なにとぞ当社でお願いします』に変わるのですからね。更にそこから売り上げに繋げなければなりません。難しい所です。
しかし、そこが一番大変で一番のチャンスであるとも私は思います。

さて、ここで改めて画像を見てみましょう。

どうでしょう？
実は、この画像はですね、『ただキャッチコピーを変えただけで売り上げが倍になった』というある種のマーケティングの実例なんです（笑）
品物はなんてことないただのマジックハンド的な物ですよね。どこでも売ってます。
これを、普通に『遠くの物が取れます』とか『隙間に落ちた物を拾う時等に』と紹介しただけでは『なるほど』とは思うでしょうが購入までは至らないでしょう。
そこであえての視点変更です。『こたつから出なくてもリモコンが取れる』と書かれると、『寒いもんねぇ（笑）』とか、『便利すぎるでしょ（笑）』とか、ツイッターやフェイスブック等で『こんな便利な物あったよ！（笑）』と話題にもなるかもしれません。
色々な企業が同じような商品を取り扱うようになりました。消費者側からすると『どこで買っても同じ』となるのは当然の流れです。
しかし、同じ商品でも少し見方を変えてアピールする事で、消費者のツボを押さえる事ができるんだなぁと感心した画像でした。
・・・と同時に、色々な事があるこの時代。こういった『癒やし的な笑い』が求められているのかな、とも思いました。見てほっこりしますもんね、これ。